「この曲、自分に合ってるのかな」とカラオケで迷うとき、判断の材料になるのが自分の音域です。音域が分かっていれば、曲のキーをいくつ下げればいいのか、そもそも原曲キーで歌えるのかを感覚ではなく数字で判断できるようになります。この記事では、自分の音域を調べる具体的な手順と、測るときの注意点を解説します。

音域とは「一番低い声」から「一番高い声」までの幅

音域とは、無理なく声を出せる最低音から最高音までの範囲のことです。たとえば「lowG〜hiA」のように、下限と上限のセットで表します。大切なのは上と下の両方を知っておくことで、上だけ分かっていても不十分です。キーを下げれば高い部分は楽になりますが、そのぶん低い部分も一緒に下がるため、下限を知らないと「サビは歌えるようになったのに、Aメロが低すぎて声が出ない」という状態に陥ります。

カラオケ表記(lowA・mid1A・hiA)の読み方

日本のカラオケ文化では、音の高さを次のように表記するのが一般的です。下から順に並んでいます。

  • lowA〜lowG#:かなり低い音域。男性の低音域にあたります
  • mid1A〜mid1G#:男性が地声で楽に出せるあたり
  • mid2A〜mid2G#:男性のサビ、女性の中音域
  • hiA〜hiG#:男性にとっては高音、女性のサビあたり
  • hihiA以上:かなりの高音域

「サビの最高音がhiA」と書かれていたら、それが自分の上限を超えているかどうかで、その曲を原曲キーで歌えるかがおおよそ判断できます。なお、国際的な表記(A4、G#3 など)で書かれている場合もあり、両者は同じ音を別の書き方で表しているだけです。

自力で調べる手順

ピアノアプリやチューナーアプリがあれば、自分でも測ることができます。手順は次のとおりです。

  • まず軽く発声して喉を温めてから始める
  • 出しやすい高さの音を鳴らし、同じ高さで「あー」と声を出す
  • そこから半音ずつ下げていき、声が鳴らなくなる一歩手前を最低音とする
  • 同じ要領で半音ずつ上げていき、無理なく出せる限界を最高音とする

測るときの3つの注意点

1. 「出せる」と「歌える」は違う。喉を締めて一瞬だけ出せた音は、実際の曲では使えません。何小節か歌い続けられる範囲を上限とするほうが、実用的な結果になります。

2. 裏声を含めるかどうかを決めておく。裏声まで含めると上限は大きく伸びますが、地声で歌いたい曲の判断には使えません。まずは地声だけで測り、必要に応じて裏声込みの上限を別に記録しておくのがおすすめです。

3. コンディションで変わる。朝は声が出にくく、夜のほうが高い音が出やすい傾向があります。一度きりで決めつけず、何度か測って落ち着いた値を採用しましょう。

録音するだけで自動測定する

モチウタには、声を録音するだけで音域を自動で測定する機能があります。録音中は今出ている音の高さがリアルタイムで表示され、測定後に確認画面で半音単位の微調整や、項目ごとの録り直しもできます。うまく検出できなかった場合は手動で選ぶこともできるので、測り直しのストレスがありません。

そして音域を一度登録しておくと、曲名を検索するだけでその曲に合ったおすすめキーが自動で計算されます。曲ごとに「サビの最高音は何か」を調べて自分の上限と比べる、という作業をしなくて済むのが大きな違いです。

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